藤沢和雄調教師の引退。
2月に迫った日本競馬界の歴史に名を残す名調教師の引退はファンとしても寂しい限りです。
語弊を恐れずにいえば、その近代競馬における功績はサンデーサイレンスやディープインパクトと同等。
名種牡馬との比較はおかしいかもしれませんが、調教師としてはまさに唯一無二の功績を残された方でしょう。
それは管理した競走馬たちの素晴らしい戦績に現れている通り。
師の自身の意思を貫くだけでなく時に柔軟な姿勢であらゆる新しいものを取り入れて挑戦し続ける姿勢は、一ファンにすぎない私でも知るところです。
名調教師と言われる方々が自身に確たる考えを持っているのは当然です。
しかし、藤澤師ほど新しいものを旧態依然とした日本競馬に取り入れ続けてきた方は、私の知る中ではいません。
素晴らしい戦績をすでに残しつつも、「まだまだ勉強中だ」と師はおっしゃいます。
誰が真似できるでしょう。
私が競馬を始めた20数年前には、師の馬優先の調教法や競走馬のローテーションの組み方に賛否の声があったことを覚えています。
現在は馬優先は当然のこととであり、さらには海外遠征も普通のこととなりました。
藤沢和雄調教師はその全てについて先駆けとして挑戦していました。
そして常に競馬界の中心であり続けた。
継続して進化し続けなければとてもかなわない。
まさに唯一無二の存在です。
そして、ついに2月の引退が近づく今。
最後の3歳世代から師が、シンザン記念に送り込む“唯一無二”の名を冠した馬
ラスール
これまで藤沢和雄厩舎最後の主戦騎手を務めてきたルメール騎手をして
「新しいグランアレグリア」
と言わしめたこの馬の実力はどれほどのものでしょうか。
今回のシンザン記念の予想はそこに尽きます。
競馬のギャンブル的な側面だけでは語りきれないロマンの部分でしょうか。
昨年秋から続く名馬たちの引退。
そして新しい現4歳世代を中心とした新しい力の台頭。
そして今、調教師として一時代を築いた藤澤師も引退を迎えようとしている。
勝負事とはは非常なものです。
でもだからこそ、全力で挑み続けるものの結末にはドラマがつきものです。
彼の足跡や意志は多くのものに受け継いがれているでしょう。
そして、この3歳牝馬にもきっと。
それを信じるだけのレースです。
2021 シンザン記念
◎ラスール
感傷的なことは置いておいても新馬戦のラップは優秀そのもの。
人気でも頭固定で。
◯ショウナンアメリア
前走の勝ちっぷりからも侮れない。
▲レッドベルアーム
才能なら上位もまだ気性や体を持て余すところが。
☆ビーアストニッシド
△ソリタリオ
△カワキタレブリー
△ウナギノボリ
△マテンロウオリオン
△デルマグレムリン
△モズゴールドバレル
△セルバーグ
馬券は
3連単流し
◎→◯▲☆△ 90点
◎以外の印は一応付けただけで正直何があってもおかしくないメンバー。
レッドベルアームの素質は認めても、信用はできません。
ヒモは荒れると予想し、手広く3連単勝負!
この馬券を当てて、藤沢和雄調教師の功績を酒の肴に乾杯したいと思います!
月曜 フェアリーS
◯ビジュノワール
▲スプリットザシー
☆ウラカワノキセキ
△エバーシャドネー
△スピードグラマー
△フィールシンパシー
こちらは波乱の馬連勝負です!
来週は日経新春杯です!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!