かれこれもう20年以上前になるでしょうか。
男子日本サッカーがアトランタオリンピックでブラジルに勝利し、マイアミの奇跡と呼ばれたのは。
今や多くの若者が、初めから世界を意識して技術を磨いていく時代。
テクニカルな面の進化はもちろん、メンタリティもとてつもなく時代と共に変わってきたといえます。
1996年アトランタオリンピックでのブラジル戦の勝利は価値のある勝利でした。
しかしブラジルとの圧倒的な実力差に全く攻撃の形も作れず、ただただ守っていたあの頃のオリンピック日本代表。
どさくさ紛れのクリアミスで奪った値千金の一点での勝利は、まさに奇跡でした。
そして2021年東京オリンピック、準決勝スペイン戦。
もしも日本代表が勝っていても、もはや奇跡とは言われなかったはず。
確かにスペイン代表の技術の高さは明確に日本代表のそれを上回っていました。
ほぼ試合を通じてボールポゼッションは6割ほど握られていたものの、日本代表は自身でチャンスも作り出し、ディフェンス面でも一方的にやられたところはありません。
それでも必然のように日本代表は勝てなかった。
「スペインが勝利し、誰も日本のことは覚えていない。これが現実です」
久保選手の言葉はまさにその実感なのかもしれません。
日本はまだこの先の世界を知りません。
勝って進んだことがなければ勝者のメンタリティは得られない。
ただ少なくとも、今の日本代表はスペイン代表に負けて本気で悔しいと思えるところまでは間違いなくきています。
だから、『よく戦った』ではなく
『最低でも銅メダルを取って欲しい』
そして次のステージへ進んで欲しいと願っていました。
堂安選手や久保選手の世代の選手達は、その若さですでに世界でも勝てる手応えを持っているはず。
もう『これが世界レベルだ』なんて言っている解説は時代遅れ。
急速に進化してきた日本サッカーのこの20年。
現代の若い世代は以前の何倍も海外へと旅立ち、常に世界との差を体感しているはず。
4位という結果だけを見れば進化はない。
ただ、今回のオリンピックが近代日本男子サッカーの進化の中で、世界に最も近づいていた瞬間であったことは間違いない。
それは銀メダルに終わった卓球女子団体についても同じでした。
解説の平野早矢香さんが言っていた通り、
「今回初めて本気で中国に勝ちに行った」のですから。
これまでと同じ結果でも、そのメンタリティこそが現代の若者の可能性でしょう!
今の若者世代の才能、そしてそのメンタリティを信じています。
きっといつかは成し遂げられる。
日本には、可能性ある若者がたくさんいる。
そして、まずは世界との差を知り、それを埋めて超えていくための戦略に、すでに今の日本は取り掛かっています。
その進化が見られた大会。
久保選手の悔し涙は次への希望に繋がると信じています。
日本人選手にこれまで立ちはたがってきた世界の壁。
それを超える可能性のある若者達の活躍。
東京オリンピックは日本のひとつの時代の変化の象徴となる大会でしょう。
これからの時代がまた楽しみです!
2021 レパードステークス
◎ルコルセール
ダートで負けなしのセンスある走りは魅力的。
先行馬が有利なコースも、早めに捲る◯がいる事で展開も向きそうです。
◯メイショウムラクモ
大外枠で自分の競馬が出来る!
まだまだ若い馬。
柴田善臣騎手の熟練の手綱捌きにも期待です。
▲オセアダイナスティ
スタートを決めた時はまだ可能性を感じます。
☆ロードシュトローム
これまで大きなレースを戦ってきた強みを活かせれば…一発も。
△レプンカムイ
△ホッコーハナミチ
△テイエムマジック
△ハンディーズピーク
△ノーサザワールド
△スウィープザボード
馬券は
馬連◎ー◯▲☆△ 9点
◎→◯→▲☆△
◎→▲☆△→◯ 16点
実力差がまたわからない若いダート馬の戦い。
経験と自信が勝敗を分けそうです。
ここは試金石。
今後の戦いの可能性を感じさせるレースを期待です。
来週は関屋記念です!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!