正当な評価や対価を受ける
これはなかなか難しい問題です。
そもそも評価というもの自体が、基本は相対的なもの
他者との比較や、過去の自身との比較から生まれます。
実力や実績に対しての評価が正当であるかどうか
それはあくまで主観的な感想でしかない場合も多いでしょう。
そこに男女の区別の問題が関われば余計に難しい
今月始めに報道されたニュースによると
サッカーアメリカ女子代表チームの選手達が
男子代表チームと比べて低賃金だとして是正を求めた裁判で、
裁判所は女子チーム選手の主張を退ける判決を出したようです。
女子選手の主張は、
「性別のためだけに過小評価されないよう、平等な支払いを求める」
とのことでしたが、判決では
「累計でも1試合平均でも（女子チームは）年間で男子チームより稼いでいる」
として訴えを棄却されたとのこと。
実際の金額などは知る由もないですが、
私でも知っていることは、
アメリカ女子代表チームは世界トップクラスであり、W杯でも優勝を争う強豪だということ。
男子代表チームは世界トップクラスとはいえないレベルだということです。
だから、私には意外に感じる今回の訴えと判決でした。
もちろんサッカーの人気は男子の方が高いことは明白ですが…
この評価、対価の正当性は単純には推し量れないですね。
ちなみに選手達が給与面以外で求めていた、
遠征先への移動方法や医療などサポート面でも不公平であるという訴えに関しては審議が継続となっているそう。
こちらは認められるべきかなぁと個人的には思います。
一般の社会から比べて、競馬界は実力社会でしょう。
厳しい勝負の世界ではあるものの、とてもわかりやすい。
牝馬限定レースの賞金金額は一般レースとグレードを並べると低いものの、これは当然。
実力があれば、どのレースにも出られる。
女性ジョッキーだって騎乗依頼さえあれば、出られないレースはありません。
牝馬だってダービー馬になりました。
そんな世界にあって揺るぎない評価をうける現役最強馬は、アーモンドアイでしょう。
この馬の実力は誰しも疑うところはありません。
今回出走するヴィクトリアマイルにおいて
彼女の評価はどうでしょう。
距離適性
内の馬が残る高速馬場に前日のまとまった雨
惨敗だった有馬記念の時と同じ噛み合わないローテーション
細かいことは、重箱の隅をつつくいつもの予想。
昨年末から続く嫌な流れ…
勝負事である以上、嫌な流れがあることが1番評価を下げているでしょうか？
まぁ単勝は1倍台でしょうが…
私は彼女の出走を知った時こう思いました。
昨年からの嫌な流れの中で、更にコロナでドバイのレースが中止になった…
そこで本来予定されてないヴィクトリアマイルへの出走が決まるなんて、
ラッキーすぎる！
ここは楽勝だろうから、これで嫌な流れも断ち切れる！
昨年末は熱発からの香港回避で、
中山競馬場2500メートルのグランプリレースへ。
今年は
私も含めた彼女のファンにとっては去年の方が嬉しかったかもしれませんが、
彼女にとって得意の舞台は…明白でしょう。
正直どんな状況であろうと、この舞台でこの相手。
本調子でなくとも負けないでしょう。
それが私のアーモンドアイの評価です。
2020 ヴィクトリアマイル
◎アーモンドアイ
◯プリモシーン
左回りのマイル戦。
牝馬同士ならG1レベルなのは間違い無いでしょう。
▲ラヴズオンリーユー
アーモンドアイをまともに負かすなら、未知の可能性のあるこの馬だということは誰しも感じるはず。
本来、もちろんアーモンドアイ以上に不向きと思われるマイル戦で切るのもありですが…
見事に好枠をひきました
☆ビーチサンバ
何気にベストな舞台で流れにのり
乗り慣れた鞍上が好枠を生かし切れたら。
あとは
折り合いに進境をみせる
△ダノンファンタジー
先行して早い脚の使える
△セラピア
逃げたら強い
△コントラチェック
まで
アーモンドアイ以下は
トラックバイアスを最優先で考えました。
土曜の雨でもかなり馬場状態は良さそうで…
後ろからの差し脚はかなり厳しそうです。
馬券は
馬単◎→○▲☆△ 6点
◎→○▲☆→○▲☆△
◎→△→○▲☆ 24点
勝負は◎→○の1点です
さて、彼女に対する私の評価は正しいでしょうか？
来週はオークスです！
最後まで読んでいただき、ありがとうございます！
