私の野望のうちで今どこなのか。
全然足りていない。
そんなことを考えると自分が嫌になります。
何もできない。
他人の才能に嫉妬しかない。
しかし今私の周囲を見渡すと、私が羨むべき人間はいません。
自信はあります。
大した事ができない私なりに、壁にぶつかりまくってここまで来ました。
弱い自分を穴が開くまで見つめてここまで来ました。
やっと周囲の人を支えられるようになりました。
誰だって虚栄心や欲はあります。
だからこそ、もちろん挫折もあります。
もう嫌だって何度も思います。
そこに負けない奴だけが人のせいにしない奴だけが、本当の意味で成長できるのです。
負けなかった時に初めて挫折は意味を持つのです。
ツイてなかった。
向いてなかった。
そんな挫折は経験とは呼びません。
私はそういうことをいう人にはそれなりの答えしか返せません。
そういった方に本当のことを言うと怒るから。
受け入れられない方に教えても意味がないのです。
それも親切に教え続けて批判を浴びた経験から学びました。
そして私は強いんだってようやく知りました。
今年の日本ダービー。
低レベルが囁かれる3歳牡馬の中で抜けた能力を発揮して皐月賞を勝った
ソールオリエンス
5枠を引き当てた彼にいやが応にも高まる3冠への期待。
きっと東京2400メートルの舞台は何の問題もなくこなすことでしょう。
ではそんな彼が勝つ、簡単なレースでしょうか。
明確な不安材料は…あります。
弱点になりうるのは鞍上の横山武史騎手。
若くして腕は達者、勝負強さも持ち合わせる彼。
その上、素晴らしい馬に巡り合う運まであります。
エフフォーリアにタイトルホルダー、キラーアビリティとソールオリエンスまで。
24歳7年目でこれだけG1を勝つ、まさに才能あふれる騎手の何が問題かって?
ダービーを勝った事がないことです。
しかもエフフォーリアでは勝ちに等しいところで負けてしまった挫折を味わっている。
そこまで行った事がある彼だからこそ、悔しい気持ち勝ちたい気持ちの強さは、足枷になりうるのです。
調教後の共同会見では「勝ちたいです」の言葉が並びました。
それを見て私は不安ととりました。
勝ちたい気持ちは焦りにつながります。
もちろんそれがリップサービスであり、本心ではソールオリエンスの能力を発揮して1着になることに集中している可能性もあります。
横山武史騎手が勝ちたい気持ちが焦りに繋がらない大物である可能性や、横山騎手が焦ったところでソールオリエンスの能力自体が抜けてる可能性も否めません。
私にはそうはならないことを歴史が物語っているように思えるのです。
ダービーという舞台のハードルは低くない。
経験豊かな騎手が口にしない言葉を口にする彼が、若さと才能で壁を乗り越えるのかに注目です。
ちなみに私は彼の才能を疑っているのではありません。むしろこれ以上ない騎手だとすら思っています。
ここを乗り越えたら…正真正銘の世代交代でしょう。
好事魔多しとはよく言ったもの、完璧な状況ほど人間の感情が邪魔になるのもまた事実。
誰でも同じであることを私は知っているだけです。
まだ乗り越えてない。
この壁を乗り越えてこそでしょう!
2023 日本ダービー
◎スキルヴィング
青葉賞馬はダービーを勝てない。
このジンクスは今年破れます。
ダービーの舞台を勝つためだけに準備してきた鞍上と厩舎。
同様の状況でレイデオロを勝たせた鞍上と、横山武史騎手と同様に悔しい経験を持つ調教師。
コメントでは「ダービーに感謝する」
先の活躍はもしかするとソールオリエンスかもしれません。
ただ、ここだけは譲れないでしょう。
◯ファントムシーフ
素晴らしい馬体から繰り出されるフットワークはまさにこの舞台でこそ。
ダービー最多勝の鞍上も心強い限り。
▲ソールオリエンス
☆タスティエーラ
△ベラジオオペラ
△シャザーン
馬券は
馬連ボックス◎◯▲ 3点
ワイド◎ー☆1点
◎◯▲→◎◯▲→◯▲☆△ 24点
先日、私の友人が大きな壁にぶち当たりました。
大きなチャレンジでの挫折。
大人になってからできた同世代唯一の親友。
いつでも私の言葉を聞き続けてくれた彼の明日が昨日まで以上であることを祈ります。
考え方は人それぞれ。
正解なんて自分の中にしかない。
ただ、自分のやりたい事のために自分が変わることは恥ずかしい事ではない。
うまくいかないのなら自分が変わるしかないんです。
この壁が挫折ではなく、経験となれば良いのですが…。
横山武史騎手と彼の未来に期待します!
日本ダービー、楽しみですね!
当日は現地にて応援してきます!
来週は安田記念です!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!